ENKAIJO JOURNAL特集

湖国の滋味を、静謐な宴へ。近江懐石 清元でかなえる40名までの上質な会食

琵琶湖畔・おごと温泉に佇む「近江懐石 清元」。最大40名の宴会、白木を基調とした和モダン空間、滋賀の風土を映す淡海懐石、送迎、慶事・法事プランを幹事向けに紹介します。

近江懐石 清元の和モダンな個室
白木と琥珀色の灯りが印象的な和モダンな個室(写真提供:近江懐石 清元)

琵琶湖の水が育てた魚、近江の野に実る野菜、土地に根づく発酵の知恵。滋賀県大津市・おごと温泉に佇む「近江懐石 清元」は、湖国の恵みを一皿の物語へと仕立てる日本料理店です。

会食の舞台となるのは、白木を基調にした和モダンな空間。少人数の接待や家族の節目から、最大40名の企業宴会・慶事・法事まで、落ち着いて言葉を交わせる時間をつくります。JRおごと温泉駅からは2名以上で送迎を相談でき、遠方のゲストを招く席にも配慮しやすい一軒です。

この記事では、宴会場ネット編集部が、近江懐石 清元の空間、料理、料金、送迎、向いている催事、予約前の注意点を幹事目線で紹介します。読み終える頃には、この店が自分たちの集まりにふさわしいかを判断できるはずです。

編集部が惹かれた、五つの魅力

  • 最大40名までの宴会に対応:大規模会場とは異なる、顔が見える距離感の宴席をつくりやすい
  • 白木を基調とした和モダン空間:接待や表彰、長寿祝いなど、改まった席にふさわしい佇まい
  • 滋賀の風土を映す「淡海懐石」:琵琶湖の魚、近江牛、近江米、地酒、発酵食品などを料理人の技で表現
  • 百余年の系譜と確かな手仕事:川魚屋を原点とする歴史と、五代目・清本健次氏の料理哲学
  • 送迎と宿泊連携:JRおごと温泉駅は2名から、そのほかの場所は10名から送迎を相談可能

琵琶湖の風土を、宴の記憶に変える料亭

近江懐石 清元の魅力は、単に「滋賀の食材を使う」ことではありません。湖、田、野、山から届く素材を見極め、京料理で培った技と美意識によって、滋賀でしか成立しない料理へと高めている点にあります。

百余年の川魚屋から、「淡海懐石」へ

清元の原点は、琵琶湖畔の堅田で営まれていた川魚屋です。少なくとも明治34年にはその名が記され、雄琴で料理旅館として歩んだのち、現在の割烹・料亭へと姿を変えてきました。

五代目の清本健次氏は、京都や別府、伊勢などで修業を重ね、日本庖丁道・清和四條流の第35代家元を襲名。2019年に「現代の名工」、2023年に黄綬褒章を受章しています。長い系譜を守りながら、滋賀の風土を主役に据えた「淡海懐石」へ進化させたことが、この店の個性です。

琵琶湖畔という立地が、集う理由になる

店があるのは、大津市雄琴6丁目。琵琶湖を身近に感じるおごと温泉エリアです。都市部のホテル宴会とは違い、移動そのものが日常から気持ちを切り替える時間になります。

節目の会食、役員を招く懇親会、県外ゲストを迎える席では、「なぜこの場所を選んだのか」を説明できることが大切です。琵琶湖と近江の食文化を一度に体験できる清元は、場所選びに物語を持たせたい宴席に向いています。

最大40名。白木と灯りがつくる、親密な宴の舞台

公式サイトでは、店内を白木を基調とした和モダンな空間として紹介しています。畳の落ち着きとテーブル席の快適さが共存し、年齢や立場の異なる参加者が集う席にもなじみます。

確認項目 公開情報の目安 幹事にとっての意味
宴会人数 最大40名 部署宴会、役員会食、同窓会、法要に合わせやすい
美食倶楽部のカウンター 14席 少人数の特別会食や食を主役にした集まりに向く
JRおごと温泉駅からの送迎 2名から相談可能 電車利用のゲストを案内しやすい
その他の場所からの送迎 10名から相談可能 団体の集合・解散をまとめやすい
営業時間 昼11:30〜15:00/夜17:30〜21:30 昼会食と夜宴会の両方を検討できる
近江懐石 清元のテーブル席個室
畳の落ち着きと椅子席の快適さを備えた和モダンな個室(写真提供:近江懐石 清元)

10〜40名|顔が見える距離で言葉を交わす宴会

最大40名という規模は、全員の表情を見渡しながら進行できるのが強みです。部門の慰労会、取引先を招く懇親会、表彰を兼ねた会食、恩師を囲む同窓会など、「料理を味わいながら会話を深めたい」催事に向いています。

一方、立食で人数を詰め込むイベントや、舞台演出を主役にする大規模パーティーとは性格が異なります。50名を超える場合は、最初から別の会場と比較した方が幹事の手戻りを防げます。

少人数個室|接待や家族の節目を、静かに整える

少人数の席では、広さよりも会話のしやすさ、配膳の間合い、周囲の音が気にならないことが重要です。清元の個室は、重厚すぎず、くだけすぎない。取引先との会食、顔合わせ、長寿祝い、結婚記念日など、改まった気持ちを自然に受け止める空間です。

14席のカウンター|料理人の手仕事まで、もてなしにする

月に一度の「美食倶楽部」に使われるカウンターは14席。料理人の所作や、器に盛られる瞬間までを目の前で楽しめます。料理そのものを会話のきっかけにしたい少人数の招待会や、食に関心の高いゲストを迎える席に印象を残します。

近江懐石 清元のオープンキッチンカウンター
料理人の手仕事を間近に感じられる14席のカウンター(写真提供:近江懐石 清元)

滋賀の季節を、一皿ずつたどる「淡海懐石」

宴会の満足度を決めるのは、料理の豪華さだけではありません。その土地で食べる理由があり、誰かに語りたくなる背景があるか。清元の料理には、琵琶湖と近江の風土が通っています。

湖の幸、野の恵み、田の稔りをひとつの献立に

食材の中心にあるのは、琵琶鱒や琵琶湖の天然大鰻といった湖の幸、滋賀の野菜、近江米、近江牛、地酒、発酵食品です。季節によって素材の状態を見極め、寝かせる、引き算する、香りを重ねるといった仕事で持ち味を引き出します。

献立が季節や仕入れで変わるのは、幹事にとって注意点であると同時に魅力でもあります。料理名を固定した案内が必要な宴席では、招待状や社内告知を作る前に、当日の構成とアレルギー対応を施設へ確認してください。

滋賀の風土を映す近江懐石 清元の料理
滋賀の風土と料理人の手仕事を一皿に映す近江懐石(写真提供:近江懐石 清元)

料理とともに、近江の地酒やワインを選ぶ

公式サイトでは、日本酒とワインを幅広く案内しています。役員会食や接待では、参加者の好みと料理の流れに合わせて飲み物を提案してもらえるかが満足度を左右します。

飲み放題の有無だけで決めるのではなく、地酒を楽しむ人、ワインを選ぶ人、ノンアルコールの人が同席したときの選択肢まで確認しておくと安心です。

会席は5,000円から。目的に合わせて選ぶ料理プラン

2026年8月に公式サイトで確認できた主な料金は次のとおりです。料金や献立は変更される場合があるため、予約時には最新情報と総額を確認してください。公式サイトでは会計の10%をサービス料として案内しています。

プラン 料金(税込・1名) 向いている席
花会席 5,000円 昼の会食、親しい集まり
雅会席 7,000円 部署宴会、家族の祝い
桃会席 11,000円 接待、役員会食、記念日
近江牛会席 12,000円 県外ゲストを迎える会食
慶事会席 11,000〜25,000円 顔合わせ、長寿祝い、結婚記念
法事会席 7,000〜20,000円 法要、偲ぶ会、年祭
婚礼料理 15,000〜25,000円 レストランウェディング、神前式後の会食

婚礼では120分のフリードリンク3,000円も案内されています。一般宴会で飲み物を組み合わせる場合は、同条件で利用できるか、個別の見積もりで確認してください。

見積もりでは「料理単価」だけでなく、サービス料、飲み物、送迎、個室、設備、キャンセル条件まで含めた総額で比較することが大切です。

この料亭が似合う、五つの集い

企業接待・役員会食|店選びそのものを、もてなしに

滋賀らしい料理、落ち着いた個室、料理人の受章歴という背景は、県外の取引先を迎える席で会話の糸口になります。相手の役職や食の好みに合わせ、桃会席や近江牛会席を軸に相談すると組み立てやすいでしょう。

部署宴会・慰労会|40名までの一体感を大切に

大宴会場ほど参加者同士の距離が離れず、全員へ言葉を届けやすい規模です。挨拶や表彰を行う場合は、席次、マイク、映像設備の持ち込み・利用可否を下見で確認してください。

慶事・顔合わせ|家族の節目を、料理で記憶に残す

顔合わせ、長寿祝い、お食い初め、七五三、結婚記念など、世代をまたぐ食事会に対応する献立がそろいます。子ども料理も用意されているため、年齢構成を伝えて席と料理を一緒に相談できます。

法事・偲ぶ会|落ち着いた空間で故人を囲む

初七日、四十九日、年忌法要、精進落としなどに合わせた法事会席があります。最大40名まで利用でき、定休日の水曜日も宴会は相談可能と案内されています。寺院からの移動や送迎場所も含めて確認すると、参列者の負担を減らせます。

婚礼・宿泊付き会食|おごと温泉で一日を結ぶ

清元は、一日一組のレストランウェディングや、日吉大社での神前式後の会食を案内しています。また、提携する琵琶湖グランドホテルとの宿泊プランもあり、遠方の親族を迎える婚礼や、温泉を組み合わせた記念旅行にも選択肢が広がります。

送迎があるから、湖畔の料亭を選びやすい

最寄りはJR湖西線のおごと温泉駅です。公式サイトでは、おごと温泉駅から2名以上、その他の場所から10名以上で送迎を案内しています。

送迎は、人数だけでなく時間、乗降場所、車両の大きさ、複数便の可否によって運用が変わります。「送迎あり」とだけ参加者へ伝えず、施設から確定回答を得た後に集合案内を作成してください。

営業時間は昼11:30〜15:00(L.O.14:00)、夜17:30〜21:30(L.O.20:30)。定休日は水曜日のほか月2回の不定休がありますが、水曜日の宴会は予約相談が可能です。

予約前に見極める、七つのポイント

  1. 人数と部屋:最終人数で全員が無理なく着席できるか
  2. 席次:主賓、役員、家族席、子ども席をどう配置するか
  3. 料理:献立、アレルギー、苦手食材、子ども料理の対応期限
  4. 進行設備:マイク、プロジェクター、音源の利用可否と費用
  5. 送迎:乗降場所、出発時刻、定員、複数便、遅刻時の対応
  6. 見積総額:料理、飲み物、サービス料、個室・設備、送迎を含む総額
  7. キャンセル条件:土日祝日や人数変更を含む料率と起算日

特に注意したいのがキャンセル規定です。公式サイトには、土日祝日と通常日の案内が複数掲載されています。予約日・人数・プランに適用される条件を、書面またはメールで確認しておくと認識違いを防げます。

予約前に知っておきたい、五つのこと

最大何名まで宴会に利用できる?

公式サイトでは、慶事・法事の宴会を40名まで利用可能と案内しています。部屋や席の形式で適正人数が変わるため、30名を超える場合は席次表を含めて相談してください。

おごと温泉駅から送迎してもらえる?

JRおごと温泉駅からは2名以上、そのほかの場所からは10名以上で送迎が案内されています。希望時刻と乗車人数を早めに伝え、予約時に確定してください。

企業宴会ではどの会席を選べばよい?

予算を重視する部署会食は雅会席、接待や役員会食は桃会席または近江牛会席が比較の起点になります。ただし、献立と料金は季節で変わる可能性があるため、参加者像と会の目的を伝えて提案を受けるのが確実です。

法事や慶事にも使える?

慶事会席と法事会席が用意されています。お食い初め、七五三、長寿祝い、顔合わせ、年忌法要など、幅広い節目に相談できます。

50名以上の宴会にも向いている?

最大40名までの案内なので、50名以上の催事には向きません。人数を分けるより、全員が同じ会場に入れる宴会場と比較する方が運営しやすいでしょう。

湖国で集う意味を、一皿の余韻まで

近江懐石 清元は、広さや派手な演出を競う会場ではありません。琵琶湖の恵み、百余年の系譜、料理人の手仕事、白木の空間。そのすべてを通して、招く相手へ「この席を大切に考えている」と伝えられる場所です。

少人数の接待から40名の宴会まで、料理と会話を主役にしたい幹事にとって、検討する価値のある一軒です。候補日、人数、会の目的、料理予算、送迎希望を整理したうえで、空き状況と見積もりを確認してください。

近江懐石 清元 公式サイトを見る →

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